IOのドラッグストア連合「IO・W・S」(以降W)は、世界最大のドラッグストアであるアメリカの「W・G」の日本版を目指したものだ。
「W・G」の2001年度売上高は約3兆800億円(一ドルⅡ125円換算)。
これに対してWは、参加したばかりのT薬局を含めて合計2社、合計売上高は約5700億円。
業界トップのMKの約2倍の規模となっている。
Wのシェアはドラッグストアの市場規模3兆円の19%を占めている。
IOがドラッグストア戦略を展開していることは知らない人が多いのではないか。
そういう人たちにとっては、IOが2010年ビジョンにおいて、総合量販店事業、スーパーマーケット事業に次いで、3本目の柱として売上規模1兆円を目標にしていることは驚きだろう。
IOは、継続的なアメリカ小売業の調査の中で、「W・G」の成長とドラッグストア業界の市場規模の大きさに早くから注目していた。
アメリカでは医薬分業により、処方菱は調剤薬局で処理されている。
欧米では調剤薬局併存型ドラッグストアが一般的だ。
IOは日本の医薬分業の進展によって、日本には既存の小売業としてのドラッグストアWは、2010年までに統合するという方向付けが出されている。
その時点では、連結決算に貢献する持株比率になっていることは間違いない。
新たにほぼ同じ市場規模を持った調剤薬局市場が出現すると読んだ。
その時点ではWのように、小売のドラッグストアに調剤薬局を併設した調剤薬局併存型ドラッグストアが、新しいビジネスモデルになると考えている。
このような認識と予測の下に、IOは日本にはまだ存在していない全国規模のドラッグストア連合の構築に踏み出した。
そこで、IOには有力なドラッグストア子会社がないことから、連合体を結成することにした。
Wの2社は北海道から九州に及んでいる。
ただし、商圏人口一万人に1店と言われているドラッグストアの展開なので、地理上の空白地域は多い。
参加企業数はまだ増えるだろう。
各社がそれぞれ出店するほかに、それぞれの企業がM&Aを積極化しており、規模拡大のペースは速まりつつある。
IOはこれら2社の株式を保有しているが、現在のところ、IOの持株比率が低いため、連結対象とならず、連結決算への貢献はゼロとなっている。
しかしIOは、これら2社に対する持株比率を節目節目で引き上げる考えだ。
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